ストローク
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最近のコラム |
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驚く取得の早さ 2012/02/13 マンツーマンで教えている千葉市在住のSさん(女性)。週1回2時間。現在まで約5ヶ月間で18回終了。フォアストロークとサービスから始め、最近は本人の希望でフォアとバックのストローク練習が多い。 計36時間だけだがなんと運動連鎖フォアストローク(トッププロと同じ)はほぼ完成。打球も十分に速い。安定にはもう少し時間が必要だが、ラリー練習を増し部分的な修正で問題ないはず。バックストロークも多分、あと数回・・の、こちらが唖然とするほどの習得の早さ。 2ハンドのバックストロークは当初、従来のスクエアで打つかフォアと同じオープンスタンスの運動連鎖で打つか本人も悩んだが、フォアと同じ方法を選択。練習数回の印象ではフォアの時よりも安定感は高く、今のところは良い選択と感じる。 男女を問わず日本人で、2ハンドバックでオープンスタンスのドライブが打てるのは多分、彼女が第1号のはず。 ちなみに下のPTRに掲載された女性のフォア、バックストロークは肘を曲げるタイプだが、彼女は共に伸ばす。理想形により近いフォームで完成しそう。 本人は過去にソフトテニスの経験があり、硬式はスクールで2ヶ月間。スクールを継続しながら当方のレッスンを5ヶ月でほぼ白紙の状態から始めた印象。やる気は十分で素振りもかなり練習している。論理的でコーチの説明に納得できなければ食い下がるシングルス指向が強い女性。ちなみに出身は福島県。 サービスは当面プロネーション優先だが、体を動かすのは難解でもうしばらく基礎練習が必要。本人の許可があればストロークの連続写真掲載も。 真似ると危険 ジョコビッチ選手のフォア2011/08/22 2011ウインブルドンで優勝したジョコビッチ選手だがしかし、フォアストロークのフォームは見た目が大変悪い。 多分、真似するアマチュアが多くなると感じるが、腕の動きばかりが目に付き、スピンは掛かるが飛ぶ距離が不足するはず。それを補うためにスクエアスタンスで前移動すると、前腕の負担が高くなりテニスエルボの危険性が増し、球威が増す訳でもなく真似した恩恵を受けられない。 飛びの悪さに対して同選手は、確か横糸にナイロンマルチ系なのかテンションが低いのか・で帳尻を合わせているような印象。超スローの映像でも他選手よりもたわみが深いことが判る。 最新のストロークはオープンスタンスで体を廻す・が基本。現役プロの中で見本とするにはフェデラー、ナダル両選手の方が遥かに良く打ち方を変えた効果も実感できるが、ジョコビッチ選手を真似することだけは止めた方が良い。テニス雑誌等でのこの選手の解説も多くなるはずだが、悩むアマチュア選手が増えるはず。 ボールを見る 2011/05/15(重複) テニスで言う“見る”目的とは本来、ボールを見る→顔が横を向く→顔が横を向くと、上体も横向を維持→上体が開き難くなり、結果として上手く打てる・が狙い。つまり文字を読むようにボールを見る・が主目的ではない。目でボールを見なくとも、上体が横を向いていれば目的は達成する。それが判らない人が多過ぎる。見ることだけに執着し体に言及しないのは具の骨頂で、まったく意味がない。 しかし、困ったことに最新ストローク(第3世代)は、逆に体を開く必要がある。回転する・は体を早く開くこと。つまり、従来見る・と言ってきた言葉が、最新ストロークでも言ってしまうと覚える障害になる。「見ろ」と言うと体は廻らなくなることが普通。 経験として最新ストロークの打ち始めは、ボールが見えなくなるタイミングがとてつもなく早い。その不安、恐怖は中々慣れることが難しいが今度は、見るな・見なくても良い・と言った方が打った経験、教えた経験として良い方向であることは間違いない。 第三世代の経過(3年) 2011/05/08 フォアは狂いが少なくなった。バックも良い当たりが増し、打つ感じが掴め気持ちも大分楽になった。 原因は多分、直前の素振りを始めたこと。ボールを打つ直前に、フォア・バックの注意点をチェックしながら素振りを5〜10分程度。打っての大きな狂いはほとんど無くなった。 バックも素振りが効果的だが、修正する部分も多かった。足を引っ張った大元は(私の場合は)右手。片手バックが長かったクセか、面の向きを決めているのは右手だった。左手は支えるだけ。 テイクバックの段階では支障ないと思えたが、振り出すと同時に右手が何をしている・・始めた2005年当時はコンチネンタル、今はウエスタン。打てるようになったことは総合的な改善の結果と思うが、教える際は左手・と言っている立場としては・・困った状況に。 |
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最新ストローク (運動連鎖の理論を使う強烈な打ち方) |
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第三世代(ストローク)の経過(2年) 2010/12/06 フォアはやっと落ち着いた印象。フォーム各部の良い状態が理解できると、調子が悪くなっても短時間に戻せる。(最近の画像も公開予定)シンプルだが奥が深いというか、やはり簡単ではない。 2ハンドバックの動き方も、感覚としてやっと理解が出来てきた。 ラリーでは見極めがイマイチだが、良い当たりが増したことは確か。 基本的な動作はフォアと同じ(下の女性画像)だが、なんせ足が動かない。この足の感覚は初体験で、フォアなら不自然さを感じることは無かったが、始めた時はとてつもなく違和感がある。素振りが不足していることも間違いないが、最近寒いし・・ それにしても球速(フォア)は、過去に経験したことがないほど増す。生徒に教えるならこのストロークは必須で圧倒的なパワーが手に入るが当然、教えるコーチ本人が正しく打てることが前提。言葉のみではいくら説明しても、生徒は理解ができないはず。 周囲を見ると相変わらずコネ打ち(プロネーション打ち)が多いが、コネから脱却し球速が増している人も、男女を問わず少しづつ増えてきている。周囲に良い見本が増えればコネ打ちも間違いに気付くはずで、今後に期待するしかない。 第三世代(ストローク)の見本 2010/10/10
バックは、フォアと同じ理屈で打とうとすると、写真の様に必ずオープンスタンスで2ハンドになる。この選手のバックは、フォアと比べてやや腕に頼る部分もあるが、他のスクエアスタンス、セミオープン等で打っている選手と比較すれば、明らかに理論に忠実。テイクバック〜フォロースルーまでに上体がほぼ180°回転。これが回転で打つ・・と言われている由縁。 フォアストローク
バックストローク
男女を問わず2ハンドのプロの多くは、スクエアスタンスで上体を捻るスタイルが多い。それは新と古の中間の打ち方で、あまり感心しない。第三世代の利点の一つにコースを読まれ難いがあるが、それはオープンスタンスでしか得ることができない。 第三世代(ストローク)のスタンスその3 2010/09/27 テニス雑誌でもレッスンでも、回転で打っている様に見えるが足はスクエアスタンスが多い。一見、最新ストロークのようだが、中身は第2世代ストロークの変形型になる。最新(第三世代)はオープンスタンスが大原則で、スタンスを間違えると覚えることは出来ない。 スクエアで教えられたとするなら教えた側に問題がある。スクエアもセミオープンもその目的は、体を前移動したい表れで、それでは回転で打っていることにはならない。外見上は微妙な差のように感じる方も多いと思うが、中身(威力)はまったくの別物で、球速も明確に差が出る。 簡単にそれらしく打ちたいならスクエアスタンスでも良いが、第3世代本来の球速・パワーを得たいならまず、正しいスタンスで習得に取り組む必要がある。 第三世代バックストローク習得難度その5 2010/09/19 自身の2ハンドバックがやっと安定の方向。今考えると、打てなかった原因は一つではなかった。 1、 最悪の間違いがスタンス ビデオ撮影で判ったがスクエアに近かった。素振りも壁打ちもオープンだったはずが、実際のラリーの速さにバタバタしスタンスに気を使う余裕がなく打っていたよう。当然、スタンスが違っていれば運動連鎖では打てない。打てないから腕を使う。で左がエルボ・・と理屈にあう。 2、 タイミング 両手のデメリットなのか、やはり腕2本分の筋力が邪魔しているよう。腕が先行し易く、腕でラケットを振る傾向がある。原因は多分、下半身動作の始動遅れ。そのままでは振り遅れる為に腕が出る。 3、 グリップ 右手がラケット面の向きを変えているような印象もある。(壁打ちで判明)左手の邪魔をしない右手のグリップを考える必要がある。 4、 使い分け バックのラリー全てがこのストロークで打てる訳がなく、従来の1ハンドスライスも使わなくてはならないが、実際のラリーで、どこで線引きするかがまだ判らない。打ちたい気持ちが強いと少々無理でも打ってしまう傾向があり、それが逆に打ち方を狂わせることになっているような印象。 オープンスタンスだけを意識したところ、明らかに打ち易い。しかし、フォアに比べれば球速は明らかに不足。細かい点を言えばテイクバックの早さ、位置、タイミング、力の程度等修正すべき点はまだまだ多い。微妙な変更になると思うが、一つづつ修正していくしかない。 第三世代ストロークのスタンスその2 2010/09/16 yahoo知恵袋に「スタンスは成り行きで良い」との回答に唖然・・・昔も今も成り行きなんて呆れた話は聞いたことがない。 スタンスは基本中の基本。個々のスタンスには必ず意味がある。それが正しくなければ、他が正しくても本来の球威は得ることが出来ないのだが、理解していない回答者も多い。 最近の雑誌を見ても、コーチの見本写真はスクエアかセミオープン?スタンスがほとんどだが、これでは正しい運動連鎖の見本にはならない。必ずオープンスタンスで、前移動を否定することが習得の早道。回転なのだから、前移動がダメなのは明白。 困ったことにプロの2ハンドバックもスタンスは色々。第三世代ストロークを覚えるならまず、プロのフォアストロークが良い見本になる。試合中であれば当然、正しいスタンスでは打てない状況もあるが応用は、正しい打ち方を覚えた後の話。 バック1ハンドの方は運動連鎖では打てない(理屈に合わない)。従来型のバック(フェデラー、エナン選手と同様)で打つしかなく当然、スタンスはスクエアかややクローズド。バックも運動連鎖で打ちたいなら2ハンドに変更することが必要となるが当然、スタンスはオープンスタンスで、フォアと対称な動かし方となる。 打ち方そのものは大変シンプルだが、その通りに動かすのが実に難しい。当分の間楽しむ、苦しむには事欠かないと言えるが、特に2ハンドバックは、私は未だに苦しんで延べ5年・・諦めずに練習しましょ。 テニス雑誌の偏向その2 2010/09/08 書店の二誌を見たが、ストローク解説の方向が明らかに変った。過去数年に渡り誌面を飾ったパームアウト、エルボアップ、プロネーション、ワイパー等のカタカナ文字は、探すことが苦労するほど少なくなっている。 しかし覚えてしまった打ち方を修正することは、記事訂正のように簡単なことではない。雑誌を信用し教えているコーチは依然として多数存在し当然、練習している生徒も多い。熱心なサークルは、7〜8割の方に影響が出ている。一番の被害者は生徒だが、打ち方は本人が直そうとしない限り永久にそのまま。困ったことに、本来不安定なショットを実に上手く打ちこなす生徒もおり、そうなるとアマチュアの自主的修正はほとんど不可能。記事を修正しても影響は計り知れない。 第三世代バックストロークと従来の1ハンドバック2010/06/20 70点くらいの完成度か。それでもイヤになるほど時間が掛かりました。(ストレートラリー) 体の動かした感覚はフォアと同じ運動連鎖(オープンスタンスで回転)になった印象はありますが、まだ不慣れ感の方が強いのでしばらく継続します。 正直な処、フォワードスイングに繋がる体の始動が幾分遅いような気がしますし、原因はテイクバックかとも思えるのですが、どちらにしてももう少し慣れないとなんとも言えない処。 球速は通常ラリーには支障ない程度ですが、フォアに比べればほど遠い。多分、慣れれば上がると思いますが、フォアと同じレベルまでになるか・が今後のテーマと感じます。
ちなみに下は1ハンドバックストローク。長年なじんだ打ち方ですので程度は良い・でも、微妙に変。
テニス雑誌の偏向 2010/05/25 最近、テニス雑誌のストローク解説から“プロネーション、パームアウト”等の文字が消えた。 逆に“ワイパーは避ける”等のやんわり否定する表現になっている。 明らかに方向が変った・と言えるが多分、気付かない読者も多いはず。このままうやむやに中身を修正していくつもりなのだろうか? 今更否定したとてもプロネーション、パームアウトで打とうとしているもしくは打っているアマチュアは、既に数え切れないほど存在する。5年や10年では消えない証拠が巷に存在し続けることは間違い無い。このクセがある限り最新のストロークは打てない。このままでは解説を書いたコーチだけを悪者にする気がするが・・ しかし内容は未だ問題は多いが、明らかに良い方向に修正しつつあることは明るい。プロの打ち方をよく調べたことが伺える内容が増えている。 最近、特に気になる表現に肩甲骨、股関節、内転筋等の骨とか筋肉を動かせ・・とあるが、その通りに動かせる人間がいるのか? “上体は1ユニットで動かす”という表現も、運動連鎖の意味からすると正しくない。少なくとも運動連鎖とは各部が連鎖しながら動く・という意味。ユニットにして纏めてしまうことは、本来の意味からすると読者に誤解を与える。 コーチが打つストロークの見本写真は、相変わらずスクエアスタンス。言いたくないがそれは間違いで、一生掛かっても最新のストロークは打てないのだが・・今後に期待。 フォアストロークの連続写真(本人) 2010/05/24 (従来のスクエアスタンスのドライブ、オープンスタンスのスピンとは異なる打ち方ですので、誤解されないように) 写真1 ポール横から撮影。以下全てストレートラリー。
写真2 翌週に上とは反対側のポール横から撮影。
体の動かし方は、プロを極力忠実に真似たつもり。結果として十分に満足できる打球になったと感じている。只、今回の画像には納得できない部分もあり仮掲載と。 全てオープンスタンスで体を回転。球種はフラットドライブ。始めた当初、肘は曲げていたが、フェデラー・ナダル両選手を真似て伸ばすようにしたらなんとか・・。プロネーション(回内)、パームアウト等は一切行っていない。従来のスクエアスタンス(前移動)の打ち方とはまったく別物になる。 2ハンドバックストロークに関しては、撮影したところ打てない原因が明確となり、打ち方を修正してから掲載する予定。(撮影して良かった^^;)
スピン系(エッグボール)については、同じ基本動作でスイング軌道を変更すれば可能です。後日、掲載予定。 プロネーション・パームアウト否定の根拠 2010/05/16 トッププロのストロークの打ち方に関し掲題の名称、エルボアップ、ワイパー、混乱のきわみはスピネーションとかの名称がネット等で飛び交っている。 周囲を見ると、同じ内容で教えるコーチも存在し当然、その通りに真面目に練習しているアマチュアの方も大変多い状況。しかし当方は、従来からいわゆるコネ打ち(それらの総称)否定論者で、その根拠を下記でご紹介。 使用した写真は各テニス雑誌様より引用しましたが、特定の雑誌・コーチの批判は避けたい為、雑誌名は差し控えます。 同様の解説記事は数多くあり、その中の一部の抜粋。
写真1及び2は、“プロのフォアストロークの解説”に使われたもの。プロネーション(パームアウト)の名称で、プロは腕の内旋(回内)を使っているので、写真のような動きになるとの解説。
写真2はその際のスイング軌道の解説で、ラケットは黄線の軌道を通る・と。(A〜D及び実線は当方加工)実際に腕を振り出しながら内旋を使うとこの通りの軌道を通るのは間違った内容ではない。が問題は、トッププロがどの様に振っているか・で、それを検証することが必要。 まず写真2でインパクトは何処かと言えばCに相当する辺りであることは論を見ない。 少なくともAで当るならフラットになり、その先のプロネーションはする意味がまったく無い。Bはプロネーション(内旋)の始まり部分で不安定。Dになるとラケットは右から左の横方向のスイングになるはずでサイドスピン系しか打てない。
ボールとストリングの接触時間(インパクトタイム)は1/100秒程度が常識で、その意味でも写真2のC辺りが妥当。すると1-1の様にラケットトップが上がりグリップ側が下がった状態で当るはず。以上の点を踏まえて以下のトッププロの写真をご覧ください。
写真3 インパクト直前もしくはほぼインパクト付近の写真。 左上のベルダスコ選手 ここから内旋すると多分空振りするはず。他3選手もラケットトップは下がり気味。内旋が始まった様子はなしです。
写真4 インパクト直後。 解説が正しいならラケットトップは更に上に上がり、グリップ側が下がっているはず。しかしどれもほぼ水平。左上 エッグボール得意のナダル選手でさえ、この状態。 解説のようなプロネーション(内旋、回内)が正しいなら、プロのインパクトの前後でその動きが写真でも確認できるはず。その兆候がないなら少なくともトッププロは、プロネーション、パームアウト(内旋、回内)は行おうとしていない証拠。
写真2のスイング軌道についても、写真5の2選手に波打つスイング軌道は見当たらない。ほぼ一直線にボールに向かっている印象で、写真5のAでロディック選手は腕を前に一杯に伸ばしている。解説のスイングならAでラケットはもっと左側にあるはずで、このフォームにはならない。更にヒューイット選手Bの面の向きも、解説のような正面向きとは異なる。 つまりどの写真を見ても、プロネーションとかパームアウト等の内旋(回内)が行われそうな気配はなく、解説の様なスイングで打っているトッププロは存在しない・という結論。ましてや肩甲骨がどうの・・も有り得ない話。 只、プロネーションのような動きが無い訳ではなく、ロディック選手の最後は肘を曲げている様子がある。つまりプロネーションのような動きは、インパクト終了後の脱力でフォロースルーに表れる動きであることは明白。単にその部分を“インパクトでも同じ”と勘違いしただけ。下にもインパクトの写真がありますので、じっくりご参照ください。 アマチュアがプロの打ち方を目指すことは、いつの時代でも同じ。しかし、今のプロのストロークは大変真似し難い(勘違いし易い)打ち方であることは間違いなく、その為にアマチュアの打ち方に大きな乖離がある状況は残念で且つ止むを得ないとは思うが、正しい打ち方の解説がまったくと言っていいほど存在しないのは極めて異常。 アマチュアの打ち方が、今ほどプロとは異なる方向に向いているのは記憶にない。プロと同じ方向に戻すには、覚えたプロネーション(内旋、回内)のクセを取り去る必要があるが多分、気が遠くなるほど時間が掛かる。 従来のスピン打ちなら“ワイパースイング”は正しいが、最新ストロークの解説(書き込み)にプロネーション、パームアウト、ワイパー等の文字が並んだ解説、レッスン、書き込みは“無視”の一言しかない。プロネーションが有効なのはサービスのみです。 アマチュアの岐路 2010/03/28 ストロークの打ち方に関して、アマチュアプレーヤーが進む道(選択肢)は三つある。 @現在広まりつつあるパームアウト、プロネーション等に依存した方法か、ゴルフの様なスイングか。 Aフォアもバックもオープンスタンスで体を廻す方法か。 B何も変えないか。現在のコーチには、変化にまったく無関心の人も多い。当然、習っている生徒の打ち方も変化なし。 決めるのは生徒であることは当然だが、コーチは選択肢を示さなくてはならない。その為には知識の習得も打ち方の見本も出来なくてはならず、コーチの辛い日々がしばらく続く。生徒の見る目が出来てくると、スクールの淘汰が加速するはずだが、まだ時間的余裕はありそう。 試合になれば、古い打ち方が新しい打ち方に勝てる可能性は低く、正しい打ち方が広まれば生徒の求めるものは絞られる。日本国内での変化はまだ始まってもいないが、あとは時間の問題。 第三世代フォアストローク その2 2010/02/24 ナダル選手に代表されるエッグボールというスピン系の球種があるが、第3世代ストロークを覚える為にエッグボールを打とうとすると、習得が中途半端に終わる危険性が高い。回転を掛けようとする気持ちとパームアウト等の知識が合体すると、あらぬ方向(プロにもいない)に向かう。非常に不安定なはずだが、習得に夢中の本人には気付き難い。 第3世代ストロークの最大の魅力はスピード(フラット系)であることは間違いない。とにかく速いし安心して打てることが試合で使われる理由。只、プロの中にもエッグボール系を主に戦う選手も多い。錦織選手もどちらかと言えばこの系統だが、アマチュアがこのストロークを覚える為の見本としては危険な部類。 第3世代ストロークの導入はフラット系から入ることが望ましく、それが基礎を最短で習得する道。ネット、アウトを気にしていたら、確実に遅くなる。フラット系が打てたなら、エッグボールもほぼ同時に打てる様になるが、逆は有り得ない。 第三世代フォアストローク 2010/02/24 同じサークルの男性のフォアストロークがほぼ完成した。練習の合間に一言二言伝えただけだが、約1年で打てる様になった。明らかにフラットドライブ的で球速が上がり、安定感もあり、見た目も・・運動連鎖は問題ないので及第点。この男性は以前から新しい打ち方に試行錯誤しており、その為に習得が早かったと。 同じ打ち方の仲間が増えるのは実に嬉しい。理論が正しいという証明にもなる。ちなみに素振りは必要と伝えたが、パームアウト、プロネーション等は当然、言ったことも無い。隣のコートでも変化の兆しがあり、誤ったコネ打ちに代わって広まれば、苦労して覚えた甲斐があるというもの。 第三世代バックストローク習得難度その4 2010/02/23 バックも球速が上がってきた。ラリーは不安感が少なくなり、脱力もでき左肘の痛みも解消した。しかしまだスッキリしない。 原則であるオープンスタンスは疑う余地はないが、フォアと比べて実に窮屈な点が、完成したとしてもフォアとまったく同じにはならない気がするし、まだ調整すべき部分も多い様な気がするし、足りない部分も有りそうだし、新しい発見もある。 何時になったらフォアのように打てるのか・・多分、素振りが足りないか・・ 第三世代ストロークとミニストローク 2010/01/05 上記は実に相性が悪い。以前から薄々感じてはいたが先日、初見の人の練習にお付き合いし久々にミニストロークを15分程度行った処、その後のベースラインのラリーが絶不調。体を動かすタイミングがずれた印象。後日素振りをすると、やはり他にも変った部分があるよう。 第3世代ストロークの本分は、ストローク戦で最速の打球を打ち抜くこと。それは、ミニストロークの短い弱い状況には明らかに不向き。ミニストロークは第1、第2世代で行うことは良いが、第3世代には上達の障害になると感じる。 と言ってもアップは当然必要で、他の方法を考えなくては怪我、故障の原因にもなりかねない。ベースラインで50%で打てるか検討が必要。 第三世代バックストローク習得難度その3 2009/12/20 フォアは、不安定の日もあるが修正も早くなってきた。中でも特筆すべきはその球速で、体が充分に暖まると自分でも唖然とするスピードが出る。実に攻撃力の高い打ち方であることはプロを見ても明白。サークル内の挑戦者も球速が明らかに増してきた。 バック(2ハンド)は、昨日の練習でやっと安定した・・と感じた。左腕も楽で負担が少ない印象。感触としては、やはりフォアと同じオープンスタンスで回る・だけ。それだけなのにバックに注力してから丸2年・・何故こんなに時間が掛かったのか??よく分からん。右手のグリップを少し変えたが、過去にも試した同じ内容のはずなのに、以前は打てずに何故今打てるのかは不明。 このまま安定する保障も無いが、一応フォアとバックが同じ理屈で打てる様になったことは少し安心。バックの習熟に更に半年、1年は掛かると思うが、気分的には明るい。 第三世代バックストロークの習得難度その2 2009/09/22 まだ打ち損ないがあるが確立が大分上がってきた。やはりオープンスタンスで可能であり、それでフォアと同じ理論になったと確信。フォアは大分落ち着き、調子の良し悪しも少なくなりつつある。 改めてプロの2ハンドバックの打ち方がバラバラな理由が解った気がする。一言で言うと実に難しい。フォアは多くのプロがオープンスタンスなのに対し、バックはスクエアスタンスが多数でオープンスタンスは少数派。本来正しい理論が覚え易いなら必ずオープンスタンスのはずだが、実際に挑戦してみると実にやっかい。おそらく腕2本の筋力で補っているからスクエアスタンスで成立している打ち方のようにも思える。こんな打ち方は、一刻も早く賞金を稼ぎたいプロにとっては不安で練習にならないかもとも。 何故バックストロークもオープンスタンスに拘るのかと言うと、第一はフォアと同じ理屈でバックも打つべきで、第二にスクエアスタンスで上体を廻すと腰を痛める可能性が高いようにも思えるし、運動連鎖とは言えなくなるはずと。 まだ2ハンドバックを教えた生徒はいないが、これからの事を考えると悩ましい。 第三世代バックストロークの習得難度2009/07/21 経験則で圧倒的に2ハンドバックの習得に時間が掛かる。フォアは比較的早く(未完成とは思うが)打てた気になるし、生徒もフォアは早く出来る人が多い。始めはフラット系フェデラー型が良く、ナダル風も意外に簡単。だがバックは実に難解で、フォアの感触をバックに応用すれば・・と、ラリーしながら覚えようと思ってもほとんど不可能の気が。 バックの練習を開始してから実質2年・・週1程度のラリー練習のみではまったく進展がない。悩んだ末に久々に壁打ちをするとビックリするほど良い感触。後はそれを忘れない内にひたすら素振り。人相手の練習では必ずミニストから入り、感触を早く思い出すようにしている。ミニストの最大の利点は脱力出来ること。見た訳ではないがロディック風になったような気が・・ 今思うと始めた頃はやはり体の動かし方が異なっていた。早く壁打ちをしていれば・・しかし後のまつり。 090910 最近左肘が痛い・・今まで使っていなかった手で、更に不慣れな方法でラケットを振ろうとすれば当然か。素振りの段階でまだ無駄な力が入っているような気もするし自然に動くような状況でもないが、ゴールは近いと。 バックストロークの主流 2009/06/09 最近のトッププロのフォアは、男女を問わずほぼ全員が第3世代(運動連鎖オープンスタンスで回転)が定着した様に感じる。 ところが2ハンドバックストロークは困ったことに、どう見ても2種類の打ち方が混在している。 本来、フォアと同じ理屈で打つならバックもオープンスタンスであるはずが、男子に至ってはスクエアスタンスが圧倒的多数。女子で半々程度。只、スクエアスタンスの選手も従来の2ハンドとは異なり、上体は回転で打つような印象がある。100歩譲って同じ理論と言えなくもないが釈然としない。 フォア、バックが同じ理論は男子ではロディック、ヒューイット選手、女子には多くヤンコビッチ、ディメンティエワ、クズネツワ、バルトリ、ウォズニアッキらの選手。オープンで打ちたいが・・と感じる選手も女子が多い。だが男子はまったくその気が希薄・・の印象。 教える側としてはバックストローク(2ハンド)はもう少し様子見が必要なのかも・・と思いつつ、男女で分けるべきか・・とか、理屈で考えればオープンスタンス以外はないとも思うし・・悩ましい。 自分の練習(素振り)は当然オープンスタンスで、実際のラリーでも打てる確率は増しているのは安心の方向だが、なにせフォアの数倍の時間が掛かっている。生徒の習得も簡単ではないな〜と。 同じ武器を 2009/03/20 錦織選手を除く日本男子選手もなかなか成績が上がらない。雑誌に載った添田、伊藤両選手のストロークも、最重要な部分に疑問が残る。第二世代の特徴の一部を引き摺っている印象。これは外国選手の打ち方と比べると、大砲と火縄銃ほどの差になるかも。体格で負け、武器でも負ければ勝ちは遠い。せめて同じ武器(打ち方)を持たなければ話にならない。 これは選手の努力不足というより、教える側に問題がある。多くのコーチが雑誌で打ち方の解説をしているが、不思議なほど的外れの解説が多い。新しい打ち方を解説するには、コーチ本人がその打ち方で打てることが絶対条件だが、自分が打てない未知の打ち方を、手を変え品を変えて繕っている印象がある。間違った情報ばかりが氾濫している日本国内では、正しい打ち方が広まるはずがないし、強い選手が生まれるはずがない。 東洋の逆襲は? 2009/03/10 この第三世代のストロークは、腕力差による打球への影響が従来のストロークよりも少ない。つまり身長の低い東洋系の選手でも、欧米系の外国選手とほぼ対等に戦える可能性が高くなったこと。身長167cmのエナン選手がWTA一位になったことでも、それが実証されたように思える。(エナン選手のバックは、フェデラー選手と同様の第二世代だが) 体格的に劣る日本人選手は、フォア、バック共にこの運動連鎖の習得は必要不可欠で、一日でも早く追いつくことが現状打破の近道。体力差に泣かされてきた東洋系の選手にもやっとチャンスがきたかも。 第三世代ストローク打ち方のポイントその2の補足 2009/03/08 バックストロークについては、外国トッププロといえども全てが運動連鎖を使っているとは言えない。1ハンドは勿論第二世代。2ハンドにも第二世代が多く存在する。見分け方はフォアと同様にスタンスで、オープンスタンスなら第三世代の運動連鎖と言える。フォアほど広まらない理由は想像するしかないが、2ハンドは腕2本分の筋力がある為運動連鎖は必要ないか、習得が困難が考えられる。 第三世代ストローク打ち方のポイントその2 運動連鎖 2009/02/22 “AからB、BからC、CからDに伝わる”とか“Aから始まりDで終わる”等、言葉の説明は簡単だが、実際の打球でその様に動いて返球することは大変困難で、しかし現代のテニスでは最重要なテーマ。動き自体は第二世代と比較しても大変シンプルなのだが、第二世代の打ち方が長い人ほど習得に困難な傾向がある。 一言なら“体を回転”だが、その回転する方法を詳細に決めているといえる。 右利きの1ハンドフォアストロークで説明すると、オープンスタンスでテイクバックした状態をまず作る。(次の瞬間から運動連鎖が始まる)まず左脚(左ひざ)を反時計周りに動かす。と腰が同じ方向に引かれて回り、上体(肩)が回り、腕が引かれラケットが出てインパクトとなる。足から始まった運動が腰、肩と伝わりラケットで最大となる。これが運動連鎖で、この動きを忠実に守ることにより、今までにないパワーが生まれる。 自分の経験でいうと、連鎖する度に運動が加速するような印象があり、打球のスピードは驚くほど上がる。更に、なにより試合向きの特性として、“相手にコースを読まれ難い”がある。回転することで多くの利点が得られる。 当然、バック(2ハンド)も同じ理論で打てるに越した事はないが、同時進行での習得は極めて困難。どちらかと言えば簡単なフォアを覚え、その感触を困難なバックに応用するようにした方がよいと感じる。 昨年あるサークルに入会し、ただひたすら自ストロークを打つ事ができる最良の環境があるが、打つ感触は毎回微妙に変わる。フォアストロークだけでも、チェックし修正する部分は少なくない。安定するには時間もかかるな〜と感じるが、素振りと最近始めた壁打ちが、時間短縮にかなりの効果を見込めそう。 雑誌記事の“パームアウト、エルボアップ”を意識すると、打球の方向性が不安定になる。その結果スピードも落とさざるを得なくなり、迷路に迷い込むの危険性が増すので注意が必要。 第三世代ストロークのスタンスその1 2009/01/25 文字のみでは誤解が生まれ易いと考え打ち方の解説は控えていたが、重要で明確な部分の解説はしていきたい。最初のポイント、スタンスは“オープンスタンス”が基本。セミオープンなどと書く雑誌もあるが、まぎれもないオープンスタンスで打っていただきたい。オープンスタンスであるからこそ運動連鎖の基となる体の回転が生まれる。 第二世代の“スクエアスタンス−前移動”で打つと、腰を痛めるか不完全な状態で終わるかのどちらかになるので注意。試合中のプロは時折前移動で打つ事があるが、あくまで運動連鎖を習得した後の“応用の一部”として捉えるべきで、試合前のラリーを観れば、ATP,WTAツアー上位にスクエアスタンスで打っているプロはいない。 訂正 運動連鎖の短所 2009/01/15 本文、最新ストローク − 運動連鎖 の中での短所として「1.脚力が必要」と書いたが訂正。 練習中に感じたことだが、従来のストロークではしていなかったフォアの回り込みが、このストロークではそれほど支障なく出来る。その理由は打点が従来よりも後ろ側になる為かと。下のプロの写真を見ても、打点はほぼ肩の真横にあり、第二世代と比較すると多分50cm位は後ろになっていると思われる。バウンド後のこの余裕は大変ありがたい。従来なら振り遅れとなる打球も支障なく強打できる。脚力はあれば越した事はないが、第二世代と同等と最近感じる。 結局短所らしい短所は、「習得に時間が掛かる」の1点だけだが、他のショットも覚えるには時間が掛かるのは同じ。その意味では「短所は無い」に等しいが、あえて挙げるとすると弱い打球は打ち難い。女性相手のラリーなど多少加減したい場合でも強い打球しか打てず、無理に弱く打つと自分のフォームが狂う。一般的にアップで行われるミニストロークは最も加減を強いられる練習でストレスが溜まる。正に試合専用の打ち方と言える。 世界のプロの動向 2009/01/08 昨年(08)暮れのTVインタビューで世界の動向を聞かれた伊達選手は、「スピードテニス、パワーテニス」と答えた。その中にスピンのスも無い。男子も女子も世界は“速さ”を求める方向に向かっていることは、試合の映像から推察しても間違いない。 ところが今のアマチュアには何故かスピンが横行。スピン(回転)をかける事は、エネルギーの一部を回転に使うことであるからその分スピードは落ちる。過去、アマチュアの打ち方は、時間差はあってもプロを追随してきたが、プロとは反対向きになった今の状態は異常事態と言わざるを得ない。日本のレッスンは、いつ正しい方向に向くのだろうか。 プロのフォーム追加 錦織、シャラポア 2009/01/03 (写真はtennis365より)
プロのフォーム(インパクト) 2008/11/08 (写真はtennis365より) フォアハンド・ストローク 運動連鎖系の選手は以下のようなインパクトの印象になります。
バックハンド・ストローク 2ハンドの運動連鎖系は以下のような印象です。フォアもバックも皆さん似てますよね。1ハンドでは成立しませんので、運動連鎖で打っている選手は全て2ハンドです。
新星 キャロライン・ウォズニアッキ 2008/10/27 デンマーク 18歳 177cm 58kg 2008年AIGジャパンオープンの女子シングルス優勝。フォアはご覧の通り。バックは2ハンド 05年にプロデビュー 現在WTA13位
この選手のフォア、バックストロークは、第三世代の理想的な打ち方。アマチュア選手に大変参考になるはず。もし録画があればせひ観察していただきたい。良いコーチと良い才能の組み合わせが、良い結果になる一例。(写真はtennis365より) ストロークの変化 2008/10/27 テニスには色々な打ち方があります。何百年の歴史の中で少しづつ改良(主にプロが)されたものが基礎として広まり、今も多くのアマチュアに使われています。その色々な打ち方の中で、近年ストロークの打ち方が劇的に変化しています。下表はその変化を、多少誤差があるとは思いますが手持ちの資料から推測したものです。
バックハンドを第三で打つ選手は全て2ハンドですが、第二の2ハンド、第三のおぼえ損ない、1ハンド等バックはさまざまに混在する印象がありますので、バックを観察するときには注意が必要です。 現在の試合(シングルス)を観ると、第三世代を主にして、それが困難な場合に第一世代を使う方法が主流と感じます。特にランキング100位以内の選手のフォアストロークは間違いなく第三世代。 ちなみにフェデラー選手は、フォアストロークは第三、バックストロークは第一と第二を使い、ナダル選手と対戦するときのバックストロークは、(本人は第二で打ちたいが)第一で打たざるを得ない状況が多くなるようです。第二と第三は共存できません。どちらか一方に決める必要があると感じます。その他の打ち方の変化は、ストロークにつられてドライブボレーのみが追加、変化している程度です。 “第○世代”の表現は、打ち方を解りやすく区別するため使っていますが、一般的には通用しません。 錦織選手 2008/02/21 日本の男子テニス界にやっと明るい話題が生まれた。マスコミが、得意のなんとか王子と付けそうな雰囲気だが、これで少しはテニス人気が復活すれば嬉しい限り。 彼のストロークについて、フォアはともかくバックストロークが異質に見えるようでネットで色々な意見が出てきているが、私の見た目は、錦織選手のバックストロークは理想的。フォアで使っている理論をそのままバック側に展開すると、ダブルハンドであの形になるはず。彼はフォアとバックをまったく同じ動かし方で打っている多分世界でも希な選手かも知れない。 世界のトップ選手(男女)は基本的に皆同様の打ち方だが、バック(ダブルハンド)は微妙な違いもある。回転しながら横移動するタイプと、コマのようにその場で回転するタイプ。特異に見える部分は、おそらく移動タイプを見慣れていると、彼のコマタイプは異質に見えるのかも。更に、バックダブルハンドの選手の中には、覚え損ないのような選手も多い。なんといっても腕2本分の筋力があるため、どうしても腕が先行しやく、するとフォアとバックで理論が異なり、彼の様には打てない。 なかなか習得に難しい新バックストロークだが、アメリカにその環境があり何故日本に無いのかは困った問題。日本生まれアメリカ育ちしか通用しないとなれば、日本のコーチはお払い箱になりかねない。 昔の非常識と新常識 2008/02/06 昔から“体がひらく”と“手首をこねる”は、絶対にしてはいけないと言われてきた。今“体がひらく”は、新打法によって新常識になりつつあるが、“手首をこねる”は現在も通用する非常識。ところがそれを最新の打ち方のように教えるレッスンがあちこちに存在している。 おそらく生徒本人は、不安定さが増していることを自覚しているはずだが、コーチの言うことを聞かない訳にもいかず困惑している方も多いはず。テニス雑誌にも良く出る“パームアウト、エルボアップ”も同様で、まともに取り合うと“手首をこねる” に直結する。それはインパクトで時々刻々と面の向きが変り、逆立ちしても“安定”にはほど遠い。教える側の非常識はいつになったら終わるのだろうか。 変化に対するコーチの対応 最新の打ち方のレッスンも徐々に増えつつある状況だが、その打ち方を習得出来ていないコーチも多いと思われる。コーチ自身も周囲のレッスンの状況は気にしている。他のコーチの教え方が変れば、当然自分も変えざるを得ない。中途半端な知識のまま生徒に教えることになる。正しい見本が無く理論も間違っていたら、生徒はお金を支払って、大変な迷惑を被ることになる。 レッスンのネタ元はプロの打ち方。それは、生徒の打ち方はプロの打ち方と同じ が原則。プロとアマチュアの違いは打球のスピードと回転量のみで、アマチュアが同じ打ち方をすれば、スピードと回転数は落ちるがほぼプロと同じ印象になるはず。「プロだから打てる」などの言い訳はありえない。よく解らんが、プロも打っていない突然変異の様な打ち方が氾濫しているような・・ 運動連鎖は難解 最近あちこちのサークルを拝見すると、今風(プロ)のストロークを真似る方が多くなりつつある。レッスン生(多分)も同様にストロークが変化いる。過去にもマッケンローの打ち方とか、ボルグが始めたスピンとか、グラフのスライス等を真似る傾向はあり、雑誌等でも頻繁に紹介され比較的真似が容易でした。 が、最近のプロのストロークは従来とは異なり、正しく真似ることが大変困難。一見簡単そうに見えるが、見た印象と内容は砂糖と塩ほどの乖離があり、実態を知れば驚愕するはず。 フォアを覚えるまでに私は約1年、生徒(女性)は1年半。バックよりフォアの方が馴染み易いが、従来の理論はまったく使えない。スライスの方がスピンを始める 程度の変更とは質が異なり、テニス史上初の変革。だからこそ女性でもあれほどのスピードで安定して打てる、エッグボールという今までに無いスピンが安定して打てることが可能になる。 エッグボール ある雑誌のQ&Aで、読者の「エッグボールを打ちたい」に対して、「エッグボールなどという球種は存在しません」という回答があったがそれは間違い。今までとは異なるスピン系の球種は存在する。運動連鎖の産物としてロディック、ナダルに代表される打ち方がそれ。但し、運動連鎖を用いる全てのプロ(男女含め)がエッグボールを打っているわけではない。 女子に関しては、スピードを優先するフラット系ドライブが多い。雑誌では、「新しい打ち方=エッグボール」のように表現するものがほとんどだが、それは蟻が象を撫でるようなもの。運動連鎖でフラットも打つしドライブも打つし、よりスピンの強いエッグボールも打つ。自分達の目的に合わせて使い分けているだけ。 サーブに運動連鎖? あるテニス掲示板に「サーブの動作に運動連鎖を使うべき」の書き込みが出ていた。以前にもテニス雑誌等でも同様の記述があったがそれは間違い。運動連鎖を使えるショットはフォア、バックのストローク及びドライブボレー(バックはダブルハンド)のみ。サーブの動きと運動連鎖の体の使い方は同調しないはずです。 最近レッスン生に異変あり?と感じることがある。フォアハンドは最新理論で打ち、バックハンドは古い理論のままとう人が大変多い。フォアで良い結果ならバックも同じ方法で打たせるのが自然のはずだが。 運動連鎖ストロークの起源? Anders Jarryd(アンダース・ヤリード) スウエーデン 1961.7.13生まれ プロ入り1980年 ツアー通算67勝(シングルス8勝、ダブルス59勝) 彼のフォアハンドストロークを、昭和62(1987)年6月発行のテニスクラシック別冊で石黒 修氏が解説している。「ヤリードは、ライジングボールのほぼ真後ろからラケットが入ってきて、フラット気味に捕らえるトップスピンが得意だ。大体オープンスタンスで入り・・・そのつま先でキューンと体のひねりを戻している。・・・腕全体の遠心力でボールを打つのがヤリードの特徴だ。」手持ちの数少ない資料での分析は正確性に欠ける気もするが、正にフェデラー、ナダル、エナン、クリスターズ等の原型と言えないだろうか。 運動連鎖 初めて「運動連鎖」と言う言葉を私が聞いたのは多分1995年位。当時あまりにも非常識なストロークの打ち方に、「こんな打ち方が広まるはずがない」とたかをくくって、まったく覚える気がなかった。雑誌に掲載されているプロの写真にも変化の様子が反映されていたにも関わらず、気にとめることは無かった。 ところがあるサークルで子供たちのパワフルな打球と打ち方をみて唖然。この打ち方を自分の生徒にも教えなくてはと慌てて自分の練習を始め、暗中模索と試行錯誤を繰返しやっとフォア、バックのストロークが理解でき、打てるようになった。特に難解だったのはバック2ハンド。 それで解った長所が四つ。1.明らかに打球速度が向上 2.打球の安定性も向上(上下方向のバラツキが少ない) 3.相手にコースを読まれ難い(特にストレート) 4.腕の負担が軽減するため非力な人でも強い打球が打てる。短所が二つ。1. 全体として、プロが採用し試合(シングルス)で使う意味が十分にある打ち方と感じる。諸外国のプロでは常識的な打ち方だが、日本のプロではあまり一般的とは言えないのは何故だろうか。特にバックハンドは従来型が多い。 今思うと、あの子供たちは正しい打ち方では無かったが、私の目を覚ますきっかけとなった事は事実。感謝。 他コーチのレッスンも変化をしているが、レッスン生らしき人の打ち方を観ると私の打ち方を含め、巷に3種類ほどの解釈(プロの打ち方の)があるように思える。他の打ち方は従来ストローク応用の感が強く、前踏み込みをそのまま使っている印象がある。おそらく数年後には二つは淘汰され一つに絞られるはず。どれが残るか・・ |