双発機が果たしてアンダー100gで出来るでしょうか?これは挑戦し甲斐があると思います。 そして双発機といえば、DH-88 コメットレーサー。カッコいいですねー。 |
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スペック 翼幅 58cm 全長 43cm 飛行重量 99.2g モーター TAROT MT1104 双発 プロペラ 3インチ 正逆 アンプ HONET 6A バッテリー 2セル220mAh サーボ EMAX ES9251 操縦 エルロン、 エレベータ、 モーター 重量オーバーのため、ラダーは固定にしました。 |
![]() 完成記念写真 |
![]() 完成記念写真2 |
![]() 完成記念写真3 この角度もかっこいい。 |
![]() 完成記念写真4 裏面にも文字 |
飛行記録 |
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2025年1月18日 初飛行しましたが惨敗でした。 天候は晴れ、微風で絶好のコンデションでした。各舵の向きを確認、ヨシっとスロットルを上げるとするすると加速、あっという間に浮いた!と思った瞬間、プロペラが飛んでいくのが分かりました。機速が不足していますがスロットルを下げ、草むらに誘導しようとしましたが間に合わず、滑走路わきの地面に突っ込んでいきました。 被害状況は脚がもげています。中でカラカラ音がします。これは脚の台が接着不良で剥がれたものでした。修理は、まずプロペラは軽く接着しちゃいましょう。脚は接着剤をきちんと流せばOKでしょう。 |
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2025年2月15日 リベンジ飛行をしました。実はラジコン技術で取材をしたいという申し込みがあって、急遽修理したものです。地上で写真を撮るだけでなく、やっぱり飛行中の写真も欲しいというので、ちょっとドキドキでしたけどね。 天候は晴れ、風も弱く飛行に支障はありません。今回も地上から滑走離陸です。今度はすんなりと離陸、エレベータがアップトリムですが、不安定な飛行です。これはトリムだけではなくて重心が後ろのようです。トリム合わせを諦めて早々にいったん着陸します。 重心合わせに重りを積むことができませんので、バッテリーを思いっきり前に持っていきました。さらにエレベータが効きすぎなので舵角を75%に下げて2度目の飛行です。 今度はかなり安定した飛行になりました。しかし、このような小型機はちょっとした風でフラフラしますので気が抜けません。撮影のため低速ローパスに心がけましたが、地面に近いと風の影響が出やすく浮いたり沈んだりが激しいです。カメラマンもいい絵が狙えないとぼやいていました。その後上空旋回中の写真を撮って撮影は終了。 着陸は風にあおられて難しいです。いいコースに乗ったと思ったら膝の高さから急にホップしたりでひやひや。でも何とか無事に帰還しました。 リベンジ飛行は成功しました。まだ調整飛行が必要ですが、いつになるやら? |
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製作記 |
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![]() バルサは1mm、1.5mm、2mm、3mmがそれぞれ2枚、1.2mmベニヤが1枚です。アンダー100gにしてはちょっと多いか? |
![]() 胴体後ろは1.5x2mmのヒノキ棒で作ります。2mm角のヒノキ棒を削って作ります。 |
![]() 胴体側板から組み立てます。原寸図面の上で組み立てますが、ヒノキ棒が曲がらないように定規で押さえています。 |
![]() 前方のバルサ部分、バッテリーハッチと主翼部分に補強材を貼りました。 |
![]() 胴体側板に胴枠を挟んで立体に組み立てました。写真を省略しましたが、組立はテープで仮止めして歪みを確認しています |
![]() 胴体の後ろはストリンガー方式です。 |
![]() 垂直尾翼を保持するバーツです。垂直尾翼と水平尾翼のダミーパーツを挟んで位置決めして胴枠に接着しました。 |
![]() 養生のテープを貼ってバルサブロックをサンディングしました。 |
![]() 水平尾翼を組み立てました。前縁と後縁を翼型に近い形にサンディングしています。 |
![]() 垂直尾翼も組み立てました。これも翼型のような形にサンディングします。 |
![]() 胴体最後尾のパーツを接着、サンディングしました。なお、ラダーを動かすか否か、悩みどころですが、固定することにしました。 |
![]() 機首の工作です。コーナーをRにサンディングするための三角材を接着し、サンディングしました。 |
![]() 機首の上面は1mmバルサでプランクします。バルサは水で濡らして筒に巻き付けて癖を付けました。 |
![]() 実際の接着はピッタリ嵌まるように微調整が必要です。1mmバルサなので出来るだけサンディングが不要なように丁寧に貼りました。 |
![]() 機首ブロックを貼り合わせて作りました。中が空洞になるように作ってあります。 |
![]() 機首ブロックからコクピットまでのプランク部分をサンディングしました。ほんの少しですがパテで修正した部分があります。 |
![]() 主翼を組み立てました。微妙な後退角があるため、図面の上で組み立てます。 |
![]() 前縁材と後縁材を翼型になるようにサンディングします。リブを削らないようにテープで養生しています。 |
![]() 部分的に1mmバルサでプランクしています。プランクの分だけ前縁材を削る必要があり、ちょっと面倒でした。 |
![]() 翼端版は1.5mmばるさです。補強のためスクラップバルサを接着し、サンディングしました。 |
![]() エルロンを組み立てました。 |
![]() 左右の主翼を仮止めしてみました。白い部品はアンプの配線を通すための紙筒です。 |
![]() モーターポッドの製作を始めます。胴枠が1枚、斜めになるので曲がらないように慎重に組み立てます。 |
![]() プランクしました。 |
![]() カウリングを組立、サンディングしました。カウリングはねじ止めです。 |
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![]() ほぼ生地完なので組み立ててみました。スピンナーはバルサ製で、プロペラに接着してあります。 |
![]() キャノピーの型を作りました。正確には将棋の駒型をしてますが、丸く作ってます。キャノピー材料はシュリンクチューブです。 |
![]() エルロンのトルクロッドの工作です。トルクロッドは1mmピアノ線にパイプをかぶせています。 |
![]() 主翼接合の写真を忘れてしまいました。続いてエルロンサーボ取り付け工作です。 |
![]() 主翼下面のパンの工作です。後で知りましたが、実機は胴体と一体で、こんな風に出っ張っていませんでした。 |
![]() 車輪はバルサのホイールにウレタンスポンジのタイヤです。キャノピーをかぶせて木地完になりました。 |
![]() 細かいところの手直しです。主翼とポッドに段差が生じるのでカバーを取り付けました。 |
![]() カラーデザインは定番の赤です。フィルムはオラライトの赤を使います。 |
![]() フィルム貼りを始めました。モーターのカウリングは水性アクリルで塗装しました。 |
![]() キャノピーに赤い枠を貼りました。フィルムを軽く加熱すると糊に粘着性が出るため、台紙から剥がせば貼ることができます。 |
![]() 組立ながら重量を測りましたが、どうも100gを切ることが出来ません。ここからチマチマと重量対策が始まりました。 |
![]() サーボリードや電源コードを短くしたり、アンプのカバーをはがしたり、果てはアンテナまで短く切ってしまいました。 |
![]() そしてぎりぎり99.2gで完成。 |
![]() 完成写真です。100gを切るために3日ほど試行錯誤してしまいました。 |
反省点 良かったこと (1)双発でもアンダー100gが実現できた。 (2)ドローン用のモーターとプロペラがピッタリ使用できた。 (3)キャノピーの枠の工作がうまく行った。ゼロ100は塗装したが失敗だったからね。 悪かったこと (1)もっと設計から徹底した軽量化をするべきだった。 (2)モーターポッドがちょっと太すぎた。 (3)フィルムの皴が多い。 今後の参考のため、軽量化の記録 ・受信機のケースをはがして 1.0g ・サーボリード(ES9251) 55mm短縮 2本で0.3g ・カウルがねじ止めだったのを両面テープに変更。 2個で0.6g ・アンプのサーボリードが太いので細いのに変更。 2本で1.6g ・アンプのシュリンクカバーをはがす。2個で1.1g ・受信機のアンテナを8cm短くした。2本で0.4g ・エレベータリンケージロッドを0.8mmピアノ線から1mmカーボン棒に変更。たぶん0.5g ・その他バルサやベニヤを削る。これは効果が少ない。 ・参考 白文字はHKフィルムだが、裏紙付きで全部で1.2gだった。 |