Cosmic100 の部屋

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 航空法の規制逃れのため、作る機体はアンダー100gばかりになりました。今までスローフライ系を作ってきましたので、ここでスピード系を作ってみようと思います。スピード系といえば定番のコスミックシリーズ。今まで400モータークラス、25エンジンクラス、アンダー200gクラスを作ってきましたが、アンダー100gクラスの追加でフルラインアップ(笑)
 スペック

翼幅     53cm
全長     42cm
飛行重量  94g

モーター   A1510
プロペラ   GWS EP4040
バッテリー  2セル220mAh
サーボ    EMAX ES9251
操縦     エルロン、エレベータ、ラダー

消費電流はフルハイで3.9Aでした。100g当たり約30Wありますので元気に飛ぶと思います。

飛行記録
2022年12月9日
 ようやく初飛行しました。場所は我が家の専用飛行場です。
 天候は晴れ、微風です。滑走離陸はやや左に流されましたが、アンダー100gとしては非常に良い離陸でした。そのまま中スローで上空に向かいます。トリムずれもなく重心もばっちりあっているようで、いい機体だと思いました。
 しかし、左にターンしようとしたら・・・・木の枝に激突! やってしまいました。
詳細はビデオを見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=VJsGeTWufq4

 機体回収は簡単でした。一見すると被害なしに見えましたが、前縁材(もしかしたらリブも1枚)が骨折しているようでフィルムに皴が見られます。しかし程度は軽く、修理しなくても良さそうな気がします。
 2023年1月8日
 今年の飛ばし初めとして、クラブの飛行場で飛ばしてきました。天候は快晴微風の絶好の飛行日和です。
 クラブの滑走路は草地なので離陸できるかな?と思いましたが、この季節は草が伸びていないのでかなり平らです。スロットルを上げるとあっさり滑走離陸していきました。初飛行でも感じましたが、キレイな離陸をします。
 上空でトリム合わせしながら周回飛行を繰り返しましたが、アンダー100gと思えない安定した飛行で楽しくなります。飛行速度もパイロン機らしいスケールスピード?で楽しいです。ターンの感じもクイックですがぴたりと決まって良いですね。背面してみると明らかに前重心。でもいいんです、パイロン機ですから。ロールしてみると背面の頭下げがやりにくいです。ループは大きな円が描けます。ナイフエッジもできました。
 着陸もキレイに決まりました。エレベータの調整がスゴくいい感じでした。

 大変楽しい機体です。ギャラリーも飛びの良さに驚いていました。
 2,023年10月8日
 AOFC尾島飛行会で飛ばしてきました。
 相変わらず安定した良い飛行でした。尾島の空を元気に飛ぶ様子をご覧ください。
https://youtu.be/DHoWYy8PZck

製作記 

レーザーカットされたシートです。モーターが大きいとか、エルロンとかで重量が増してるので、軽量化に気を使っています。

胴体の後ろはヒノキ棒のトラス組です。2mmの棒を1.5x2mmに整形しています。       

胴体の組み立てから始めます。原寸図面の上で組み立てますが、ヒノキ棒は曲がらないように定規などで押さえて組み立てました。

内側に補強部品B1、B2を接着しました。
 

胴枠F3、F4、F6は組み立て式です。直角平行に注意が必要です。F4はダウエル受けの穴がありますが、ノイズレスパイプで補強しました。

胴枠F1からF9まで勢ぞろいです。
  

F9は胴体の後ろに接着します。側板の開く角度に合わせて斜めに削ります。現物合わせで調整が必要でしょう。

胴体の組み立ては曲がりを防止するためにアルミアングルを使っています。
  

はじめ、テープで仮止めして組み立てます。歪を確認したら瞬間接着剤を流します。(今回ここで確認不十分で失敗しました)

F5の取付角度は特に基準がないので、寸法を測って決めました。
  

脚の台を組み立てました。
  

胴体に取り付けました。
  

機首コーナーの補強材として三角材を作ります。棒材を半分に削って作りました。
       

三角材を機首に接着しました。写真の上面は5mm、底面は3mmをつかいます。
       

側板に合わせて三角コーナー材を削りました。
  

機首の天板A3を貼りました。
  

底面にはA5を貼りました。A5は軽量化のため穴あきです。そして、はみ出したプランク材をサンディングします。  

バッテリートレーを取り付けました。
  

サーボトレーを取り付けました。
  

写真が飛んでしまいましたが、キャノピーハッチを組み立てました。プランク材は水を付けてスプレー缶に巻き付けて曲げ癖を付けています。

胴体後ろのプランク材も水を付けて曲げ癖を付けました。テーパー形状ですが、特に型は作らず、Lアングルで挟んで曲げています。

胴体に取り付けますが、ピッタリ嵌まるように微妙な寸法調整が必要でした。ここで失敗!乾燥が不十分で接着後に歪みが発生してしました。

機首にF1A、F1Bを接着しました。
  

垂直尾翼の取付部分B4の組立です。真ん中の白く見えるバルサはスペーサーで、接着はしません。

小さな部品ですが、主翼取付部分の前後にプランク材A6、A7を接着しました。
        

キャノピーハッチを両面テープで胴体に仮止めして、胴体の全体をサンディングします。    

サンディングが終わりました。いろんな向きから眺めて、滑らかなカーブを描くのを確認します。

キャノピーバブルは熱収縮チューブ製です。オウル200の型を流用しました。ちょっと大きかったようで、少し膨らんでいます。

水平尾翼を組み立てました。前縁部を丸くサンディング、後縁部を翼型風に薄く仕上げています。

垂直尾翼を組み立てました。仕上げのサンディングは水平尾翼と同様に前縁部を丸く、後縁部を翼型風に薄く仕上げています。

主翼の組み立てです。図面の上でメインスパーW2に大きいリブを並べますが接着はしません。後縁スパーW3を慎重に位置合わせの上で接着します。

前縁材W1を接着します。まだW2は接着しません。
  

小さいリブを押し込む様に取付け、ようやくW2を含めて接着します。そのほかにW5、W6を接着します。

エルロンを図面の上で組み立てます。リブが非常に小さいので慎重に位置合わせします。  

後縁材W4は3mmバルサ2枚重ねです。エルロンのトルクロッドを通す目印に、接着面の角を落としてあります。

エルロンおよび後縁材W4を両面テープで仮止めします。これは翼型にサンディングするための準備です。

前縁部分、後縁部分のサンディングが終わりました。
  

エルロンはトルクロッドで動かします。材質は1.2mmのピアノ線で、接着の補助のためにプラスチックパイプを挿入しています。

写真では主翼の接合が済んでいますが、トルクロッドを挟んで後縁材W4を翼本体に接着します。

写真は前後してしまいましたが、主翼の接合はタイトボンドで行いました。接合後、かんざしW8を接着します。

当初の設計になかったのですが、真ん中にリブを追加しました。エルロンサーボが入りますので大きく逃げています。

図面の寸法に合わせてウイングボルトの穴を開けました。穴には補強のプラスチックパイプを埋め込みました。

ウイングボルト受けの部品はG6、G7、G8を接着しています。主翼にねじ止めしてから胴体に取り付け、現物合わせで接着しました。

タイヤを作りました。ホイールは2mmバルサと1.2mmベニヤ2枚の貼り合わせ。ゴム部分は5mmウレタンスポンジです。

主脚は1.2mmピアノ線、尾そりは0.5mmピアノ線です
  

以上で生地完成です。モーターとプロペラ、受信機とアンプおよびサーボ3個、仮のリンケージ部品を付けて81gでした。フィルムで10gくらいでしょうか?

ラダー、エレベータサーボを搭載するとキャノピーハッチにぶつかりますね。これは見落としていました。現物合わせで削りました。

主翼中央のフィルム貼りですが、これも失敗しました。サーボマウントはフィルムを貼ってから取り付けるべきです。フィルム貼りが大変でした。

フィルム貼りとリンケージを済ませて重さを測ったら少し余裕があったので、スパッツを作ってみました。軽量化には注意しています。

うっかり完成写真を忘れて取り付けてしまいました。フィルム貼り完で2個で2gで仕上がっています。

以上で完成です。
 反省点
良かったこと
(1)予定通り100g未満で仕上げることができました。
(2)重心位置が無調整で合いました。
(3)スパッツが付きました。


悪かったこと
(1)主翼中央の設計に問題あり。部分プランクするべきでした。
(2)スピンナーが欲しいです。