Cosmic EFの部屋

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 フタバ新年飛行会向けにスパン1.2mクラスのパイロンレーサーを作ります。
 同クラスは以前GR-7を作っていますが、なかなか人気がありました。数年たった今年でも飛ばしてくださる方がいましたが、嬉しいですね。でも、そろそろバージョンアップと行きましょう。
 この機体はエンジンとモーターのコンパチブルで設計しています。
   スペック
翼幅     126cm
全長      98cm
飛行重量  1340gで仕上がりました。
翼型     E226 10%

モーター   スコーピオン3026 KV=1400
        OS OMAー3820-1200
エンジンの場合  OS 25FX

アンプ    60A
バッテリー  Lipo 3セル3700mAh
プロペラ   9x6インチ 9x9インチ
サーボ    EMAX ES3154

フルハイで64A流れました。上空なら60Aを下回りますかね?

25FXは重いので、エンジン機では後ろに重りが必要になるでしょう。エレベータ、ラダーサーボは後ろに積んだ方がよさそうです。カッコ悪いのでやりません。

完成写真です。

後ろ姿もなかなか良いです。
 
飛行記録
 2020年10月14日
 初飛行しましたが失敗でした。

 まず電流の確認ですが、APC 9x6Eでは64A流れました。アンプが60Aなので完全にオーバーです。少し小さいペラとして8x8Eで試すと47Aでした。上空では負荷も少し減るだろうと楽観的に考えて、ペラは9x6Eとします。
 なお、この時にはモーターから異音は聞こえませんでした。

 さて初飛行です。1回目は弱い逆風が吹いていましたが強引に滑走開始。ところがエレベータを引いてもなかなか離陸せず、左の草むらに飛び込んでしまいました。エレベータが効かないのはやっぱり重心が前過ぎのようです。機体に異常は見当たらないのでただちに2回目の滑走です。
 2回目はバッテリーをサーボギリギリまで後ろにずらして重心を調整しました。また風向きを考えてやや右向きで滑走します。今度はすんなり離陸しましたが、上昇を続けていると、突然異音発生。さてはさっきの事故が原因か!と思い、ただちにモーターをオフして滑空状態でUターンします。そのまま滑走路に誘導し着陸しました。この時、ややエレベータが効きすぎのように感じました。

 機体を点検すると、スピンナーがこすれた跡があります。1回目の事故でコレットが奥に引っ込んだかと思いましたが、良く調べると隙間はあります。原因はモーターの固定のネジが緩んでいたためでした。ガラガラ音はベアリングが劣化している可能性がありますが、モーターのコギングが強いのが原因でもあります。
 ネジのゆるみ対策としてモーターマウントに0.5mmのグラス板を貼ってネジを締めても変形しないようにしました。この件はViperでも経験していることで、設計で対応しておくべきでした。
 2020年10月24日
 リベンジ飛行に成功しました。

 前回はほとんど飛行らしい飛行をしていませんので初飛行と同じです。ほとんど無風の絶好のコンディションの中で飛ばしました。
 滑走離陸はちょっとエレベータがダウントリムだったのでピッチングのような動作になってしまいましたが、上空でトリムを合わせると素直な飛行です。重心を見るために背面飛行しても頭を下げることもなく、重心はOKです。やや左に傾く傾向だったのでエルロントリムも数コマ入れました。
 大きなループをやってみましたがパワーは十分です。垂直上昇も真っすぐ上がっていきます。短時間だけフルハイにしてみましたが、スピードがいまいち。非常に素直な飛びをします。この特性は元になったコスミックレーサーと同じですね。着陸は伸びる傾向にありますが、これもスーッと降りてきますので楽でした。
 飛行時間約3分で主に調整のため中くらいのスロットルで飛行しましたが、バッテリーの消費は30%くらいでなんだか省エネです。地上で64Aでしたが上空では少ないのかもしれません。

 リベンジは大成功でした。
 2020年10月25日
 連日の飛行です。

 今日はパイロンレースを想定したフルハイの周回飛行をしてみました。
 大変コントロールしやすく、エレベータの効き、エルロンの効き共に申し分ありません。不安定さは全くなく、良い飛行です。スピードはやっぱりいまいちな感じなので、もうちょっとピッチの深いプロペラを付けてみたいですね。
 パイロンターンを7周やって、あとはロールやループで軽く流し、3分30秒くらいで着陸しました。バッテリーの残量は45%でやや暖かい程度。バッテリーの消費からはもう少し流してもよさそうですが、アンプが60Aなんですよね。80Aに変更かな?
 いっぽうバッテリーですが頑張ってますが5年落ち、新年飛行会までに新しいバッテリーに変えましょう。

 良い機体でうれしいです。
 2020年11月8日
 今日も飛行してきました。パイロンレースを想定した飛行です。なんだか先日よりも早く感じるのは気のせいでしょうか?
 飛行そのものは特別なことはありませんが、着陸を失敗してしまいました。コースがちょっと離れているかな?と思ったら、滑走路わきのイノシシ穴に突っ込んでしまい、脚が少し曲がってしまいました。
 さらにバッテリーが大きく膨らんでいます。5年物の古いバッテリーなんで仕方ないですね。
 2021年10月31日
 だいぶ間が空いてしまいました。7月のAOFC飛行会で飛ばした時にフルハイにすると大きな振動が発生し、飛行を断念していました。この時は新しいバッテリーを使いましたので、もしかしたら回転が高かったかもしれません。
 そして今日のAOFC飛行会に向けて整備して庭でフルハイの確認をしていたのですが、尾島でやっぱり激しい振動が発生してしまいました。しかもそのせいでキャノピーが落下するおまけつき。本体は無事だったものの、残念ながらキャノピーの回収はかないませんでした。
 振動の原因は何でしょう?スピンナーが悪いのかなぁ?
 2021年11月23日
 なくしたキャノピーを作り直しました。作り直しそのものはレーザーカットして組み立てるだけなので特に難しいところはありませんが、パイロット人形の色塗りはめんどくさいですよね。色は前と同じです。



 振動の件はモーターを外してモーターマウントのベニヤを確認しました。やはり振動によりシナベニヤが凹んでいます。シナベニヤでは振動に耐えられないようです。手持ちの0.5mmグラス板をエポキシで貼り付けてベニヤを補強しました。結果はフルハイにも耐えられるようになりました。

 モーターマウントはこのクラスでは補強が必須ですね。
 2021年12月5日
 モーター振動対策結果の確認をしてきました。
 パイロンレースを想定して左回りターンを繰り返しましたが、フルハイでも振動もなく飛行を続けました。非常にいい感じの飛行です。
 来年のフタバ新年飛行会は、開催するかまだ未定ですが、時々は練習飛行しようと思います。
 2023年9月28日
 モーターの振動は良くなりません。
 搭載しているスコーピオンのモーターは中古品なんです。KVが高いので使ってましたが、やっぱりモーターに不具合があると判断します。回した時の音がガラガラしてます。
 そこでモーターを変更しようと思いますがKVの高いモーターは見つかりません。いや、実はちょっとKVが低いのならあるんです。OSモーター。もはやこれしか手に入らないと思われますので購入しました。思ったより安価でした。

 交換した結果はたいへん静かに回ります。少ししか回していませんが、フルハイでも全く振動しませんし、音も静かです。これなら大丈夫でしょう。KVが低い分はプロペラのピッチで補うことにします。
 2,023年10月8日
 AOFC尾島飛行会に参加してきました。
 非常に安定した飛行で、スティックに対しビシッと追従する感じの飛行です。飛ばしていて大変楽しい。スピードはやっぱりモーターのKVが下がってますのでちょっと遅いなと感じます。逆にそれが飛ばしやすさにつなっがっているかもしれません。

 完成から3年も経ってやっと満足な飛行ができました。

 家に帰ってからモーターの電流を測ってみました。バッテリーは尾島で飛ばした残りで60%くらいです。
 9x6E  32A
 9x9E  45A

9x9Eになればピッチスピードで単純には3割増しですからかなりスピードが上がるのではないかと皮算用。今度クラブの飛行場で確認します。

PS:
 外したスコーピオンモーターですが、フロント側のベアリングがガタガタになっていました。これじゃ振動するのは当然です。ただ、ベアリングが取れません。交換すれば復活できるかと思ったんですが。
 2023年10月14日
 プロペラ変更の確認をしてきました。
 今日はパイロンレースを想定してフルハイのまま10周してみましたが、いまいちスピードが乗らない感じ。ただし比較がありませんので気持ちの問題。
 相変わらず良い飛びをします。スティックの動きにピタッと付いてきます。エレベータ、エルロンともにちょうどよい感じの動きです。これでしばらく練習すれば早いターンと安定飛行が出来るでしょう。今のままではターンで機体が上下して余計な修正ばかりです。

 バッテリーの消費は3分間ほぼフルハイの飛行で30%残りでした。これもちょうどいい感じです。
製作記 

別館の 引退した機体に移動しました。