GeeBeeZはずいぶん前に京商の40サイズを作りましたが、初飛行で墜落しています。いま思えば重心が後ろすぎました。これはちょっとトラウマです。でも最近、フライングフリーのリベンジに成功してるのでこいつも何とかしてやろうと思います。 GeeBeeZはGeeBeeRにくらべ無骨な感じのデザインで好きです。ゼロ100でストリンガー方式の練習も済ませましたので、このぶっとい胴体の機体を作ってみます。 |
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スペック 翼幅 44cm 全長 29cm 飛行重量 88g モーター CT1811-2900 プロペラ EP5030 バッテリー 2セル220mAh サーボ ES9251 操縦 エレベータ、ラダー フルハイで4.9A流れました。 |
![]() 完成記念写真です。黄色が蛍光色なので色が飛んでいます。 |
![]() 完成記念写真です。 |
飛行記録 |
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2024年12月1日 実は先日AOFC尾島飛行会で初飛行に挑戦したのですが、強風で全く歯が立たず飛行できませんでした。 本日、クラブ飛行場でほんとの初飛行に挑戦しましたが、完敗でした。天候は快晴、ほぼ無風の絶好の条件でした。 滑走路はきれいに刈り込まれていて、小型機でも滑走離陸が可能です。実際、滑走離陸したのですが、左ロールが激しくバタバタします。エレベータが効きすぎで安定できません。ほんの数秒でしたが飛んだと思った直後に頭を急に上げホバリング状態になり墜落。草むらで被害はなしです。実はバッテリーハッチが吹き飛んでいるのですが、不審な飛行はその直後からの気がします。 2度目の滑走離陸も出来ましたがロール癖と不安定な飛行で墜落。同様にバッテリーハッチが取れています。こりゃだめだ。 飛びが悪い理由を考察すると、カウルの大きな穴に風が入り込むためではないかと思います。実機ではエンジンが蓋をしていますし、昔飛ばした京商のZ40もダミーエンジンで蓋をしていました。バッテリーハッチが飛ぶのもカウルから吹き込む風のためと思います。左ロール癖はプロペラが大きすぎるための反トルクではないでしょうか? 改修ですが、ダミーエンジンを追加しましょう。それとバッテリーハッチはテープで固定します。 |
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製作記 |
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![]() バルサシートをレーザーカットしました。1mmバルサ1枚、1.5mmバルサ1枚、2mmバルサ2枚、3mmバルサ1枚、1.2mmベニヤ1枚です。 |
![]() 組立は胴体から始めました。原寸図面の上にキールを置いて、胴枠を並べていきます。直角をスコヤで確認しながら接着していきます。 |
![]() ストリンガーを組み立てていきます。歪まないようにやさしく押さえながら接着しました。 |
![]() もう半分の組み立てはちょっとテクニックが必要です。キールに胴枠を差し込むだけでまだ接着しません。 |
![]() 仮組のまま左右を組み合わせ、垂直に立つことを確認します。嵌めあいを調整出来たら瞬間で接着します。 |
![]() ねじれないように注意しながらストリンガーを丁寧にはめ込んで接着します。 |
![]() サーボトレーに補強のヒノキ棒2mm角を接着します。 |
![]() 胴体の所定の位置に接着します。 |
![]() 機首のF1にヒノキ棒2mm角を接着します。 |
![]() バッテリーハッチの開口部にハッチの受け部品B10とB11を接着します。 |
![]() バッテリーハッチを組み立てました。 |
![]() 胴体にするっとはまるように隙間を調整しました。 |
![]() カウリングを受ける部分にベニヤで補強を追加しました。 |
![]() ウイングボルトの受けの代りにキールの両脇に補強部品を接着しました。アンダー100gだと、これで十分です。 |
![]() カウリングを組み立てます。枠は3枚。 |
![]() 枠1と2を貼り合わせ、枠3の間に位置決めのキールと補助のストリンガーで円筒形に組み立てます。 |
![]() 1mmバルサでプランクしたら、先頭部分を丸く整形します。 |
![]() 胴体にねじ止めするとこんな感じになります。 |
![]() 主翼の組み立てをします。前縁材と後縁材を貼り合わせました。この後、翼端をカールアップします。水で濡らし、アイロンを当てると簡単に曲がります。 |
![]() リブR1とR2を接着します。これは左右があるので注意が必要です。 |
![]() スパーにリブを並べていきます。この時点では接着しません。 |
![]() 先に組み立てた前縁材・後縁材を丁寧にリブにはめ込みます。テープで仮止めするとやりやすいです。 |
![]() 原寸図面や曲尺でリブの直角平衡を確認したら接着します。なお、翼端のカールアップはリブの上面を基準とした結果です。 |
![]() プランクします。上面のプランクは前縁材を整形してからになります。また、リブR5だけ下面にリブキャップを貼ります。 |
![]() リブに養生テープを貼り、前縁材・後縁材を整形します。後縁は厚さ0.6mm程度まで削ります。 |
![]() 左右をエポキシで接着しました。上反角は4度ですが、少しネジリ下げになるように後縁を持ち上げておきます。 |
![]() 主翼のダウエル受けに3mmのノイズレスパイプを埋め込みます。ダウエルを受ける補強になります。 |
![]() 主翼のダウエルは2mmのカーボン棒です。 |
![]() 主翼下面にパンを作りました。この形状だとフィルム貼りが難しそうですね。 |
![]() 主翼と接する部分のプランクを組み立てました。大雑把な設計はしてありましたが、複雑な形状なので現物合わせで修正しています。 |
![]() 主翼下面に車輪の受け台を取り付けました。ここは強度が必要なのでエポキシをたっぷり塗っています。 |
![]() 尾翼を組み立てました。エレベータの接合は2mmヒノキ棒です。この後、後縁を薄く削ります。 |
![]() タイヤを作りました。ホイールは1.2mmベニヤを4枚重ねしています。タイヤは5mmウレタンスポンジを使いました。1個1.4gです。 |
![]() 脚は1.2mmピアノ線です。 |
![]() スパッツはバルサと1.2mmベニヤで作りました。思いっきり穴をあけて、この状態で1.5gです。 |
![]() 仮組してみました。脚カバーとキャノピーがまだありません。また、重心が思いっきり前です。バッテリートレーを後ろに移動しようと思います。 |
![]() というわけで早速バッテリートレーを作り直しました。前方のトレーは機体重量を見てから取るかどうか判断します。 |
![]() 脚カバーは着陸の衝撃で機体を壊さないように柔らかい材料で作ろうと思います。手持ちの3mmEPPで作ってみました。 |
![]() キャノピーは透明な熱収縮チューブで作りました。たまたまちょうどいい大きさのパイロット人形がありましたので乗せてみました。 |
![]() 生地完です。 |
![]() 真横から。ジービーのパイロットって、顔がちょっと覗くだけなんですよねー。 |
![]() カラーデザインは定番のデザインです。でも、プランクが無いので色分けは重ね貼りすることになります。 |
![]() カウリングは黒で塗装です。 |
![]() メインギヤはフィルムで仕上げ、カバー部分は塗装しました。質感がぶつぶつで良くありまんね。 |
![]() 胴体はOKのEライトフィルムを貼って、黒を塗装しました。 |
![]() 主翼も同様。 |
![]() 飾りの文字は黒フィルムをレーザーカットしました。 以上で完成しました。 |
![]() バッテリーハッチ内部の様子。バッテリーの下に受信機があります。アンプはカウル内にあります。 |
反省点 良かったこと (1)ストリンガー式で丸くて太い胴体を再現できました。 (2)胴体と主翼の塗装がうまくできました。 悪かったこと (1)ストリンガー式の設計が難しく、完成まで2年もかかってしまいました。 (2)フィルム貼りが皴だらけになってしまいました。 |