ユーチューブでヨシオカのワンハンドレッドが紹介されていました。それに触発されてアンダー100gでモーターグライダーを作ってみようと思います。 | |
スペック 翼幅 86cm 全長 64cm 飛行重量 モーター CT1811-2000 バッテリー 2セル220mAh プロペラ 4.7x2.3 折ペラ 受信機 R2106GF ケースを外しています サーボ EMAX ES9251 アンプ 6A 線を短く切っています 操縦 エレベータ、ラダー、モーター ハーフプランク仕様にバージョンアップしました。 |
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完成記念 |
完成記念 |
飛行記録 |
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2022年12月20日 夕方、無風になるのを待って初飛行しました。 初めに軽く手投げして重心やエレベータを確認します。ちょっと前が重い感じですが良いでしょう。 次にモーターONして手投げしました。モーターは2段ですが、中速でも十分な上昇、ハイにするとぐいぐい上昇します。モーターOFFして滑空に入ります。やっぱり前重な感じの飛行です。エレベータトリムをちょっとアップにしていい感じの飛行になりました。ラダーやエレベータの効き具合はちょうどいい感じです。 小さな機体なのでゆったり感はないですね。もうちょっとふわふわ感が欲しい飛び方です。サーマルをつかんだらどうかなー、などと想像しながら右回り、左回りと遊んでいましたが、 小さい声で言います・・・・やっちまった!藪に飛び込んでしまいました。 どうも我が家の専用飛行場は狭くていけません。回収は薔薇の木があってちょっと面倒でしたが無傷で回収できました。 |
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2023年1月8日 初飛行まで済ませていますが、主翼の強度不足が気になって仕方がありません。翼端を持つと折れるんじゃないか?というくらいに反り返ります。薄翼なのでスパーの強度が足りないでしょう。というわけで、ハーフプランクで作り直しました。 そして今年の飛ばし初めとして、クラブの飛行場でプランクバージョンの初飛行してきました。 快晴微風で絶好の飛行日和でしたが、結論的には楽しくない。走らないわりに重心が前のようです。 テールに重りを積んでいますが、改めて測ってみると重心位置は32%くらいでした。これでは前過ぎですね40%くらいまでは持っていきたいと思います。また、主翼迎え角の調整も必要でしょう。モーターONで頭上げが強いので迎え角を減らす必要があります。そうすれば走りも改善されると思います。 グライダーは調整が命。じっくり楽しみましょう。 |
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2023年10月14日 しばらくいじっていませんでしたが、上記改善策を実施してみました。 (1)モーターをひと回り小さいCT1811-2000に変更しました。 (2)主翼迎え角を小さくするために、主翼下に1.5mmバルサをテーパーにしたものを詰めました。迎え角は図面上、0.1度になります。 結果を確認するために飛ばしてみましたが、ほぼ希望通りの飛行になりました。パワーも小さなモーターで十分です。飛びはふわふわとはいきませんがそれなりにゆったりした飛びに変わっています。しかし、小さいので浮きはよくありません。 サーマルを求めて時々飛ばしてあげようと思います。 |
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製作記 |
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レーザーカットされたパーツです。1mmが1枚、1.5mmが1枚、2mmが2枚、3mmが1枚、1.2mmベニヤが1枚です。 |
早速組み立てです。カーボンパイプは釣竿を使いました。胴体側板を治具代わりに、直角平衡に注意して組み立てます。 |
主翼マウントを組み立てます。本体B1を2枚張り合わせ、ウイングボルト補強のB4を貼ります。前後を細く削ります。 |
主翼マウントのカーボンパイプとの接触面を丸く削りました。 |
主翼を載せる台B2の真ん中にB1を接着します。 |
主翼マウントをカーボンパイプに接着します。直角平衡に注意します。ハンドランチならグラス補強しますが、100gのモグラなので不要でしょう。 |
胴体側板、天板、底板を組み立てました。ここもねじれに注意して組み立てます。 |
胴体側板と底板はカーボンパイプとの接触面をテーパーに削って密着させます。 |
胴体のななめ部分はスクラップバルサから短冊を切り出して、現物合わせで大きさを調整してはめ込みました。 |
プランクが済んだらカウリングの型を同時に整形します。型は3mmバルサのC1を貼り合わせて作ります。 |
カウリングの型ができました。シュリンクチューブで整形しましたが、手持ちのチューブが太くて十分シュリンクできなくて、設計より太くなっています。 |
写真が飛んでしまいましたが、胴体のサンディングが済んだので、キャノピーハッチの切り出しをします。 |
目印の線に沿ってカッターナイフで慎重に切り出します。胴枠F2の切断はカッターの刃を胴体を貫いて切断します。 |
切り出したハッチの後ろに枠C1を接着しました。 |
垂直尾翼を組み立てました。垂直安定板の下面には2mmヒノキ棒を接着しています。 |
水平尾翼も組み立てました。 |
ボケボケ写真でわかりづらいですが、尾翼の断面をなんちゃって翼型にサンディングしました。後縁の厚さは0.5mm目標です。 |
水平尾翼の台を作りました。前後を翼型のように削り、カーボンパイプの接触面は丸く削ってあります。 |
主翼の組み立てに入ります。はじめに前縁材を2枚貼り合わせます。 |
リブやスパー、前縁材、後縁材を原寸図面の上で組み立てます。リブR2、R3はプランクする分をスクラップバルサで補助しています。 |
主翼接合の強度を持たせるため、付け根の部分だけプランクしました。 |
翼端版W5を2枚重ねで接着しました。 |
根元にリブR1を接着します。 |
翼端版を接着しました。 |
翼型にサンディングしました。よく切れるペーパーを使い、削りすぎに注意して確認しながら少しずつ削るのがポイントです。 |
以上で生地完成です。重心位置が前すぎました。平面図を見ても首が長すぎですね。確認不足でした。さて、どうしよう? |
重心を検討するためにも、フィルムを貼って組立を進める必要があります。主翼マウントを基準に尾翼の位置決めしました。 |
水平尾翼マウントの取付はマイクログラスで補強しています。 |
尾翼のリンケージを済ませました。ハンドランチと同じ、ギター弦とポリイミドチューブです。 |
仮組状態で重心を検討しましたが、主翼位置を当初設計よりも36mm前に出すことにしました。ちょうどF2の位置になります。 |
サーボの上にかぶる胴体を切り取り、ハッチをF2の位置で切断しました。ダウエル受けのためF2に1.2mmベニヤを貼り合わせます。 |
ダウエルは1.5mmカーボン棒です。このままでは主翼が固定されないので、現物合わせで胴体側板を加工します。 |
ポッドが狭いため、メカ搭載に苦労しています。受信機はケースを外し、基板だけシュリンクチューブで絶縁しました。 |
アンプもモーターのリードは基板に直付け、信号線も短く切り詰めました。 |
胴体側板は現物合わせで追加し、主翼に密着させました。 |
ポッドのハッチはシュリンクチューブで押さえています。また受信機のアンテナをハッチの上に出しています。 |
以上でMoon100は完成しました。反省点です。 良かったこと (1)軽量な主翼が歪なくできました。 (2)リンケージも真っすぐ貼ることができました。 (3)Eライトフィルムを使いましたが、皴なく貼ることができました。慣れですかね? 悪かったこと (1)重心位置が大幅に前でした。手抜き設計の結果です。改造することで何とかなりましたけどね。 (2)主翼が強度不足でした。部分プランクするべきだったと思います。 (3)尾翼が小さいと思います。 |