Pioneer100 の部屋

機体格納庫に戻る

 2013年ごろにも検討したことがありましたが、まるい胴体をうまく設計できなくて諦めた経緯があります。今はストリンガー方式にも慣れたので、まるい胴体も怖くはありません。
 無尾翼機、特にこの機体のように細い翼はピッチ安定性が非常にシビアになります。模型を作って検討しました。

実験機 
 Pioneer100 実験機

翼幅    51cm
全長    16.7cm
重量    12g

100g機の2分の1スケール?になります。

構造は、主翼は3mmバルサ削り出し、胴体はストリンガー式の丸胴です。キャノピーの線はマジックペンで描いただけですが、雰囲気出るでしょ?  

翼型というほどではありませんが、後縁を少しはね上げ、エレベータは銅線をヒンジにして調整できるようになっています。

機首には銅線でフックを付け、パチンコで発航します。重心調整に鉛板を貼っています。   

ゴムパチンコです。平ゴム3mm、25cmです。
  
 調整飛行は、重心位置とエレベータのはね上げで行いました。

  重心後ろ(主翼前縁から14mm)=全く安定せず、頭から突っ込んだり、木の葉のようにくるくる回ったりします。
  重心OK(主翼前縁から12mm)=はね上げがちょうどよい時は、放物線のような飛びをします。浮きが悪いようですがエレベータがシビアです。
  重心前(主翼前縁から10mm)=はね上げを大きくすれば何とか飛びますが、まったくグライドしません。

 重心位置が良い時でも伸びが悪いですが、発航の速度とグライドの速度の違いが効いているようです。ちょうどハンドランチのランチモードとクルーズモードのように、飛行速度でエレベータを変化させる必要がありそうです。