TigerMoth100 の部屋

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 アンダー100gシリーズの11号機はタイガーモスです。前作は双発に挑戦しましたので今回は複葉機です。僕の好きなデハビラントの機体が続きます。
 果たして複葉機でアンダー100gが達成できるでしょうか?
 スペック

 翼幅     59cm
 全長     48cm
 飛行重量  100g未満目標

 モーター    コスモテック CT1811 KV2000
 バッテリー   Lipo 2セル 220mAh
 プロペラ    GWS EP4025改
 サーボ     EMAX ES9251
 操縦      エルロン、エレベータ、ラダー
          ラダーは重量によっては省略します。

製作記 

レーザーカットしたバルサシートです。厚みは1mm、1.5mm、2mm、3mm及びシナベニヤ1.2mmです。

ほかに2mmのヒノキ棒を使いますが、バルサに合わせて1.5mmまで削ります。        

胴体側板から組み立てます。後ろは定番のヒノキ棒のトラス構造ですが、曲がらないように定規で押さえながら組み立てます。

左右組み立てました。ヒノキ棒の接着はキツキツに突っ張らないように注意します。接着剤は中粘度瞬間を使いました。

胴枠を組み立てます。
  

胴体側板に下翼の受けの補強材A2を接着しました。ここで胴体側板は内外が明確になりますが、刻印が内面になるようにします。

上翼マウントの取り付け部の補強部品J3を取り付けます。位置決めは胴枠を仮止めして行います。胴枠は接着しないこと!

胴枠の後縁部品A9を取り付けます。胴体の絞り形状に合わせて斜めに削りました。
  

胴枠とトレー部品を挟みこんで胴体をテープで仮組します。歪みをいろんな方向から見て確認し、OKなら瞬間を流して接着します。

胴体下面の枠?板も忘れずに接着します。これはヒノキ棒の補強にもなります。
  

胴体後ろにストリンガーを取り付けました。
  

胴枠に補強材A5、A7、A8を取り付けました。
  

水平尾翼の台を取り付けました。
  

バッテリーハッチを組み立てました。
  

バッテリーハッチを胴体に載せてみたら座りが悪いので、枠にバルサ棒1,5x2mmを接着しました。

考えてみればトレーもちゃんと胴枠にくっついていない(設計として)ので、補強のためバルサ棒を接着しました。

プランク用の1mmバルサは、水で濡らして筒に巻いて乾燥させて巻き癖を付けておきます。   

胴体に取り付けようとしたら、このままでは歪みで取り付けられませんでした。結局前後左右で分割しています。

バッテリーハッチは素直に接着できました。
  

一番前のプランクA4を接着して上面のプランクは終わりです。
  

下翼の受け台D4を仮止めして、翼型に沿うようにサンディングします。
  

脚の受け台を組み立てます。位置は側板に刻印があるのでそこに合わせます。
  

胴体下面のプランクをしました。なお、前半部は1mmと1.5mmの2枚重ねです。     

カウルを組み立てました。カウルは軽量化のためご覧のように中は大きく開けてあります。  

カウルを胴体に両面テープで仮止めして整形します。微妙なカーブを削り出すので慎重にペーパーを当てます。

仕上がりはこんな感じです。実機の形はもうちょっと細いのですが、モーターの大きさでこの辺が限界です。

垂直尾翼を組み立てました。この後で前縁を丸く、後縁は1mmくらいの厚さまでサンディングします。

水平尾翼も組み立てました。同様にサンディングもします。
  

上主翼は原寸図面の上組み立てます。枠になる部品W1、W4、W5、W6を並べて接着、スパーとリブを並べて、そりに注意して接着します。

付け根のリブR1、R2にはかんざし受けのベニヤ部品を接着します。
  

下主翼はエルロンがあるのでちょっと面倒ですが、原寸図面の上で組み立てるのは同様です。

前縁と後縁を翼型に削るためにリブを養生しました。
 

上主翼の根元は大きめにR形状に削られていますので、削られた分を蓋をするようにスクラップバルサを貼りました。

翼型に整形しましたが写真じゃわかりづらいですね。
  

上主翼のマウントを作ります。スコヤを使って直角平衡に気を付けて組み立てました。     

プランクし、ベニヤの脚を取り付けます。これも歪みに注意が必要です。
  

下主翼の中央部を組み立てました。
  

プランクして出来上がりです。まだダウエルを挿してないですね。
  

上主翼のマウントを取り付けてみました。1.4mmの小さなネジを使用しています。      

翼の平行出し治具を使ってねじれを確認しています。治具で矯正できますが歪みがありますね。きちんと接着すれば大丈夫でしょうか?

メインギヤのピアノ線です。1mmと0.8mmを使いました。
  

2本のピアノ線を胴体に仮止めします。細い銅線でピアノ線をからげて半田付けしました。  

モーターマウントは接着しました。ねじ止めでは、ねじの先がバッテリーに刺さる心配があるためです。

分かりにくい写真ですが、ストラットを取り付ける部品を取り付けるための穴を作るため、リブにスクラップバルサを貼っています。

ストラットはこんな感じで取り付けます。実際の取り付けはフィルムを貼った後になります。  

以上で木地完です。モーターとプロペラ、脚を含む状態(写真の姿)で59gでした。あと41gで仕上がるでしょうか?
 
カラーデザインですが、手持ちのオラライトと相談して、定番の赤とシルバーにしました。
機体登録記号のG-ACDAはネットに沢山写真があります。

エルロンのリンケージ工作です。ピアノ線のトルクロッドにチューブをかぶせてロッドが接着されるのを防ぎます。

チューブが嵌まるように溝を掘りますが、これがなかなか面倒な作業です。溝ができたらフラップ部分を接着します。

中央翼に取り付けようとして問題発生。かんざしとトルクロッドの両方を差し込むことができません。結局中央翼のリブを切断しました。

エルロンサーボベッドを接着しました。2mmのスクラップバルサで浮かせています。       

軽量化とカッコのため、スピンナーをバルサで作ることにしました。2mmバルサを積層しプラナットを埋め込んであります。

リューターで削ればそれらしくなります。後は赤く塗装します。重さは0.4gで仕上がりましたが、アルミスピンナーは1.1gでした